東日本大震災のチャリティーイベント「メイ・ビー・あさひかわ 原点回帰」が六日(日)午前十一時から、アートホテルズ旭川(七ノ六、旧ロワジールホテル)で行われます。実行委員会の主催。

 東日本大震災からもうすぐ五年が経ちます。被災した人、避難した人、子どもたちはいまどうしているのか、また被災地はどうなっているのかを知り、旭川にいる私たちに出来ることは何かを、原点回帰して考えようというイベントです。

 午前十一時から、二人が講演します。一人目の鈴木哉美さんは、福島県から東川町に移住して四年目です。避難した人の立場から「旭川のみなさんに知ってほしいこと」の演題で話します。

 二人目は、チームあったかす代表の松下理香子さんです。チームあったかすは、野外活動が制限されている被災地の子どもたちを夏休みに鷹栖町に招き、自然の中で思い切り遊んでもらう活動に取り組んでいます。当日は「私に何かできるのだろう チームあったかすのこれまで」のテーマで話します。

 このほか午後一時から、科学の原理を予想をたてながら考える実験「大道仮説実験」が、また午後三時からはバルーンアート制作体験が行われます。

 入場無料。問い合わせは山岸さん(TEL090―8903―4566)へ。

 また会場では正午から、十五のブースが店開きします。道産シラカバ製の箸や猫型の写真立て、樹脂粘土のストラップなど小物作り体験をはじめ、豆乳ドーナッツや革製アクセサリーの販売、足揉み、大道芸の体験が行われます。収益は被災地の子どもたちを夏に北海道に招く活動などに寄付されます。

 ブースで使えるチケットは二千円(五百円×五枚、当日二千五百円)です。前売りチケットはアンティークショップ歴都路(れとろ・一ノ十五)で販売しています。チケットを購入した人は、午後四時半からの大抽選会に参加できます。湯元湧駒荘のペア宿泊券(二組)やエステ体験券などの賞品が用意されています。


鈴木哉美さん


松下理香子さん