「魚をもっと食べよう・子どもチャレンジ教室」が三月二十七日、神楽公民館(神楽三ノ六)の調理実習室で、親子ら約五十人が参加しておこなわれた。旭川・魚をもっと食べよう会(石井博子代表)の主催。旭川地方食品衛生協会(中川竹志会長)が後援した。
教室は魚を三枚に下ろすことができるようになるのが目標。先生役の大和田忠司さん(大和田鮮魚店主、63)が模範の包丁さばきを披露。その後、参加者たちが四つのグループに分かれ、丸々と太ったホッケを三枚に下ろした。
用意されたのは、積丹半島沖で獲れた新鮮な、四十㌢もある大型ホッケ。
生の魚に触るのは初めてという子どもたちがほとんどで、最初は恐る恐るという感じ。大和田さんが「上手だね。そうそう、それでいいよ」と褒める声に励まされ、何匹も挑戦する子も。大和田さんは「一匹下ろすと、二匹目からは随分上手になります。子どもの上達は早いですね」と驚いていた。
岩渕こころちゃん(10・小学四年生)と龍之介君(7・小学一年生)は、おばあちゃん(横山佐智子さん・64)とお母さん(岩渕あゆみさん・34)と一緒に参加した。こころちゃんは、日頃、おばあちゃんに料理を習っているそうで、上手に三枚に下ろしていた。龍之介君は「ちょっと難しかった」と肩をすくめたが、周りからは「上手!」と拍手が起こっていた。
三枚に下ろし終えた六十四匹のホッケは、参加者が分けて持ち帰った。「今日の夕飯はホッケのフライだね」の声が飛び交っていた。