「旭川泡盛の会」が三月二十四日、旭川トーヨーホテル(七ノ七)で開かれ、約二百五十人が泡盛や沖縄料理を楽しんだ。有志でつくる旭川泡盛部(難波俊哉部長)の主催。

 北の旭川と南の沖縄との交流を深める目的で始まり、今年で四回目。沖縄の酒蔵約二十社が来旭し、沖縄県酒造組合の玉那覇美佐子会長や二〇一五年「泡盛の女王」の渡嘉敷渉(とかしきあゆみ)さん(29)も参加した。

 西川市長も駆け付けて、沖縄方言で乾杯を意味する「カリー」のかけ声で会はスタート。ステージでは三線の演奏、創作エイサーの団体「琉球舞団 昇龍祭太鼓」の東京本部と旭川支部が太鼓を叩きながら力強い舞いを披露し、会場を盛り上げた。終盤、泡盛で酔いの回った来場者たちがステージに集り、入り乱れて踊る「カチャーシー」の状態となり、会場は沖縄の熱気に包まれた。

 「泡盛の女王」渡嘉敷さんは、「飛行機を降りて寒さには驚きました。でも、沖縄と同じで人々がとても温かくてノリが良く、顔もウチナーンチュ(沖縄人)に似ていて嬉しく思いました」と笑顔だった。

沖縄の伝統芸能が集結 「琉球の踊(うどぅ)ぃ」17日

 沖縄の伝統芸能が一堂に会する「琉球の踊(うどぅ)ぃ」が十七日(日)、市民文化会館(七ノ九)大ホールで開催されます。琉球プロジェクト(東京・水野順一郎代表)の主催。

 「旭川泡盛の会」で舞いを披露した創作エイサー団体「琉球舞団 昇龍祭太鼓」のほか、琉球舞踊、琉球古武道、沖縄空手、三線など、沖縄の多彩な伝統芸能を披露します。

 全四部、ストーリー仕立ての構成となっていて、華やかな琉球王国の宮廷から当時の民衆の生活、他文化との融合、そして現代へと文化が引き継がれるまで、琉球王国四百五十年の歴史をそれぞれの芸能で表現します。

 公演は、午後十二時半と午後三時半の二回。チケットは、大人が千八百円(当日二千円)、高校生以下は千五百円(当日千七百円)。市民文化会館一階売店(TEL26―1059)、「沖縄居酒屋 古酒屋」(くーすーや・四ノ七・TEL29―0310)、ローソンチケットなど販売しています。

 問い合わせは、「沖縄居酒屋 古酒屋」の篠原代表まで。