イラストレーターの三井ヤスシさんと、義父でアマチュア写真家の中野常之さんの「親子の部屋 イラスト・写真の二人展」が十日(火)から、ヒラマ画廊(二ノ八)で開かれます。
三井さんは山梨県生まれ、東日本大震災を機に旭川へ移住しました。作家の東野圭吾や江國香織の本の装画を描いているほか、妻の中野葉子さんと共に出版社を立ち上げ、社会問題をテーマにした本も刊行しています。
中野さんは、旭川で半世紀の歴史を持つアマチュア写真家グループ、フォト集団「北限」のメンバーです。カメラ専門誌などで多数の受賞経験があります。
初めての「二人展」には、三井さんが近作を三十点、中野さんは昨年から今年にかけて撮影した、旭川の冬の夜の風景写真二十四点を出展します。
三井さんは「数年前から、お義父さんの勧めで、仕事ではないオリジナル作品の制作を進めてきました。風景の絵も展示するので、お義父さんの写真とつながる部分もあると思います」。中野さんは「『北限』での活動趣旨と同じく、旭川市内に場所を絞り、好奇心のまま徘徊しました。旭川の一冬の夜の風景をお楽しみ下さい」と話しています。
初日の十日午後六時から、二人を囲んでオープニングパーティーを行ないます。参加無料。
十六日(月)まで。午前十時から午後六時(最終日のみ十五時)。問い合わせはヒラマ画廊(℡23―9345)へ。