雑木林を歩いて早春の野草を楽しむ「カタクリフォーラム二〇一六」が一日、旭川市と比布町の境界にある突哨山で開かれた。
市民グループ、突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)とカタクリ楽団(堀川真楽長)の共催、NPO「もりねっと北海道」が協力した。
雪解けが早かった今年は、お目当てのカタクリやエゾエンゴサクの花は、日当たりの良い場所ではピークを過ぎていたが、それでも全山を埋めるように咲く「春の妖精」たちが、約二百人の参加者たちを迎えた。
釧路市から参加した大橋和子さん(62)は、「本当に感動しました。少し寒かったけど、松の香りが立って春を感じさせてくれました。釧路では、こうして森の中に入っていくことはありませんから」と話していた。
麓のカタクリ広場では、フリーマーケットや風倒木を薪用に切ってプレゼントするイベントも行われ、たくさんの人で賑わった。