「里山資本主義」(二〇一三年・角川新書)や「デフレの正体」(二〇一〇年・角川書店)などのベストセラーで知られる、地域エコノミスト藻谷浩介さん=写真=の講演会が六月九日(木)午後六時半から、市民活動交流センター(市内宮前一ノ三)で開かれる。

 旭川に公立「ものづくり大学」の開設を目指す市民の会(伊藤友一会長代行)の主催。

 藻谷さんは、一九六四年(昭和三十九年)、山口県周南市(旧徳山市)の生まれ。現在、日本総合研究所調査部主席研究員などを務める。日本全国のほとんどの自治体を旅した経験を持ち、現地を実際に歩き、市町村関係の統計数字や地域特性を具体的に把握した上で、その地域が抱える問題点を分析、まちの活性化やあり方を提言する活動を続けている。

 今年一月、同じ「市民の会」が主催した講演会には、急な開催にもかかわらず百人を超える市民が集まった。

 今回は、市民の会の二〇一六年度総会の記念講演として、「旭川市の生き残りと、ものづくり大学・新市庁舎・観光立市」と題して話す。独自の鋭い視点と、分かりやすい言葉で、旭川の進むべき方向を参加者とともに考える講演会になる。

 参加費は五百円。ものづくり大学「市民の会」の会員でなくても参加できる。問い合わせは、市民の会事務局(TEL56―2319)へ。