旭川第三小の五年生が二十日、有機農法で知られる谷口農場(谷口威裕社長・市内東旭川町共栄二五五)の水田で、田植えを体験した。

 担任の平野尚人教諭(34)らに引率された二十六人は、谷口社長が「第三小は私の母校です。裸足で土の感触を確かめながら田植えは楽しいという気持ちで、植えてください。秋には、皆さんの真心が伝わって、おいしいコメが出来ると思います」と、あいさつして田植えが始まった。

 最初は不安そうな様子だった子どもたちも、水稲担当の小関拓哉部長(35)に苗の植え方を習って、次々に裸足で水田に入った。手際よく苗を植える子や、慎重にゆっくりと植える子など様々。青空が広がり、最高気温が三十度まで上がった田んぼに、子どもたちの黄色い歓声が響き渡った。

 田植えをしたのは五畝(せ)ほどの広さ。秋には、自分たちで稲刈りをして、刈り取ったコメは家庭科の調理実習で、ご飯とみそ汁を作って味わうという。