音と光のファンタジー「花火インKAGURA(かぐら)」(十四日・両神橋上流右岸)の特設ステージに、今年も山崎由美子エルモラード・フラメンコ教室の生徒たちが出演、情熱の踊りを披露する。

 三歳からクラシックバレエを学んだ山崎さんがフラメンコと出会い、本場スペインに幾度も渡って修行を積んだ後、故郷の旭川で教室を開いたのは一九八二年(昭和五十二年)のこと。以来四十五年、北の大地にフラメンコを根付かせたいとの熱い思いで、数多くの教え子たちを指導してきた。

 「花火インKAGURA」への出演は十八回目。日が落ちた忠別川河畔、かがり火が燃える幻想的な雰囲気の中で、華麗な衣装をまとった女性たちが舞うステージを目当てに来場するファンも多い。

 今年のテーマは「祭り」。二十六歳から七十代まで、十五人の舞姫たちがカラコーレス、セビジャーナスなど七曲を踊る。

 山崎さんは、「フラメンコから元気と勇気をもらい、それぞれの持ち味を活かした感動のあるステージ作りに努力しました。ぜひ、見に来てください」と呼び掛けている。出演は午後六時五十五分ごろの予定だ。