産卵のためにのぼって来たサクラマスを観察する会が九月十一日(日)、下川町のサンル川で開かれます。自然保護の活動を続ける市民グループでつくる実行委員会の主催です。

 サンル川は、日本海から二百㌔もの距離をのぼって来たサクラマスたちの自然産卵を間近に観察できる、日本でもまれな川です。

 その北海道が誇る清流で、いま、北海道開発局によるダム建設が進んでいます。五百五十億円以上の税金を注ぎ込んで、サクラマスや絶滅危惧種のカワシンジュガイを絶滅に追い込みながら、ほとんど治水効果がないダムが造られようとしているのです。

 午後一時、下川町のにぎわい広場(共栄町)に現地集合。サンル川上流で豊かな森と川の美しさを体感し、サクラマスの産卵を観察します。ダム建設の様子も視察し、午後四時半に解散の予定です。

 札幌から、森と川を語る会の小野有五さんも参加します。お話が聞けるでしょう。

 汚れても良い服装、長靴、雨具(天候に応じて)、偏光グラスを用意するとよいでしょう。

 参加無料ですが、保険をかける関係で、申し込みが必要です。九月八日(木)までに、名前、年齢、当日連絡のつく電話・アドレスをサンル川を守る会の橋本さん(TEL080―4040―3632、メール sanru_hokkaido@yahoo.co.jp)まで知らせてください。