旭川モーニングロータリークラブ(河﨑高麗男会長、会員数二十七人)が二十日、石狩川の旭橋下でヤマメの稚魚を放流した。

 子どもたちが川の自然に触れ、川の魚について知る機会を提供しようと、今回初めて企画した。

 放流前に、クラブ会員の今井孔太さん(エレメント社長)が子どもたちにヤマメについて説明。川にとどまればヤマメ、海に下るとサクラマスと呼ばれることなどを教えた。子どもからの「毒はありますか?」という質問に、今井さんは「毒はありません。塩焼きにして食べるととってもおいしんですよ」と答えていた。

 今回放流したのは、比布の養魚場で育てられた体長十~十五㌢のヤマメ約二千匹。子どもたちが持参したバケツを手に、代わる代わる旭橋下の川淵に行き、放流した。

 当日は雨で、時折激しく降ったが、クラブの呼びかけに応じて子ども約五十人を含む百人ほどの市民が参加。放流後にジンギスカンなどを食べて楽しんだ。六歳と二歳の子を連れて参加した中堀亜美さん(31)は「川の魚を間近で見る機会はほとんどないので、子どもたちは興味津々でした。晴れていたらもっと良かったですね」と話していた。