再生可能エネルギーによるまちづくりの担い手の育成や地域経済に貢献する事業の創出を目指す「まちエネ大学 道北・旭川スクール」の第一回の講座が十九日(水)午後二時半から、大雪クリスタルホール(市内神楽三ノ七)で行われる。主催する経産省資源エネルギー庁が、来年三月まで全五回の講座の参加者を募集している。

 二〇一三年度に、再生可能エネルギーの導入が地域活性化につながるようなビジネスの創出に向けてスタートした。三年間で全国十五地域で五百人を超える参加者があり、地域で事業計画を主導するリーダーが生まれ、実際に事業が始動している例もある。今年度は全国八カ所で開校。旭川での開催は初めてだ。

 全五回の講座で、まちエネアドバイザーの指導や先進事例についての映像教材を用い、再生可能エネルギー事業化に関わる参加者間でのワークショップで事業計画を作成していく。

 第一回の講座は、「地域資源の活かし方を学んで、地域の可能性を探ろう」をテーマに、ドリームコーチ・ドットコムの吉田典生社長がファシリテーターを務める。二回目以降は市科学館が会場となる。日程とテーマは次の通り。いずれも午後二時半から五時半。

 ▽第二回・十一月二十四日(木)「再エネを活用した地域課題の解決を学ぶ」▽第三回・十二月十六日(金)「地域協働型事業をどう組み立てるか」▽第四回・一月二十六日(木)「事業化におけるファイナンス・事業リスクを学ぶ」▽第五回・三月三日(金)「再エネ事業プラン成果発表」

 受講は無料だが、テキスト代として三千円が必要。また、全五回の講座全てに参加すること。申し込みは、まちエネ大学のホームページ(http://www.greenpower.ws/resist)、または、「氏名・所属・連絡先・メールアドレス」を明記して、まちエネ大学事務局(ファクス・FAX0467―55―9393、メール gpp@greenpower.ws)へ。問い合わせは事務局(TEL050―3735―8600)まで。