市立東鷹栖中学校の二年生二人が十九日、あさひかわ新聞で職場体験学習を行った。野林拓仁君(13)と吉村建人君(14)は「新聞社はどんなところか関心があった」とあさひかわ新聞を選んだ理由を話す。佐久間和久記者が二人の案内役を務めた。

 二人は市役所で、市政記者クラブや市議会議場を見学。議場では正面中央の最上段にある議長席に座り、「高い」と一言。議員控え室にいた金谷美奈子議員(無所属)と、のとや繁議員(共産党)に面会し、「どうやって市民の声を集めるのですか」と質問。それぞれ三十分ほど〝取材〟した。

 現市庁舎の建て替え計画を担当している総務部長の大家教正部長には「現在の市役所のどこが古くなっているのですか」と質問し、メモを取った。

 午後は、常磐公園の常磐館にある旭川文学資料館を訪ねた。学芸員の沓澤章俊さんに、旭川に縁の深い詩人の小熊秀雄や今野大力、作家の板東三百らについて説明を受けた。三人は大正から昭和初期にかけて活躍した人たち。二人にはちょっと難しそうだったが、沓澤さんの話に熱心に耳を傾けた。

 二人は「ちょっと疲れたけれど、学校給食についての市議の話が面白かった」と感想を話した。