札幌生まれの日本画の巨匠、片岡球子の画業をひも解く「球子のひみつ」展を開催中の道立旭川美術館で十六日(金)午後三時から、ギャラリー・トークが開かれる。

 球子の作品が並ぶ展示室で、FMりべーるのパーソナリティー、マダム・ケロコさんと、美術館の学芸員・土岐美由紀さんが、参加者だけに「球子のひみつ」を“打ち明けよう”という特別企画だ。

 土岐さんは、球子百歳のときに初めて行われた、膨大な数のスケッチブックの調査に当たった球子研究の第一人者。ケロコさんは同展を主催する市民実行委員会のメンバーだ。二人が、公式の場では明かせない球子の秘話や作品の裏に潜む物語を、掛け合いのように語り合うという趣向。二日夕に行われた第一弾が好評で、リクエストに応えて第二弾を企画した。

 ギャラリー・トークは約三十分の予定。申し込みの必要はない。午後三時までに会場に来ること。入場料は千円。前売りチケットでも参加できる。

 「球子のひみつ」展は今月十八日(日)まで。観覧料は一般千円、高大生六百円、小中生三百円。開館時間は午前九時半~午後五時。問い合わせは、道立旭川美術館(TEL25―2577)へ。