全道のご当地ヒーローが総出演し、ショーを繰り広げる、北海道ヒーローサミットが十一日、旭川道の駅(神楽四ノ六)で開かれた。実行委員会の主催。

 昨年に続き二回目の開催で、五千人以上が来場した。旭川のヒーロー「龍神リョウガ」をはじめ、帯広の「ジバサンダー」や北竜町の「アグリファイター ノースドラゴン」、洞爺湖町の「地球戦隊トウヤマン」などのほか、それぞれの悪役など約三十体が集結。それぞれがショーを行なったほか、飲食店の出店やグッズの販売も行ない、会場は親子連れで賑わった。

 イベントの最後に行われた「ファイナルドリームショー」では、各地のヒーローと悪役たちが総出演。食べ物の好き嫌いや、「ありがとう」を言わない子どもたちの心で強さを増した悪役たちを前に、ヒーローたちは苦戦。会場にいる子どもたちに「お父さん、お母さんに大きな声で『ありがとう』と伝えて」と呼びかけ、大声援のもとヒーローたちが悪役を倒した。

 実行委員長の朝倉友武さん(37)は「シナリオにはお父さん、お母さんたちも感動できるよう、メッセージ性も込めました。多くの方が昨年の開催を覚えていたので、継続の大切さを感じましたね。今年も大盛況でしたし、また来年に向けて企画したいと思います」と話した。