「小熊秀雄を『しゃべり捲れ』講座」が二十七日(金)午後六時半から、ときわ市民ホール一階一〇一号室で開かれます。

 旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(一九〇一―一九四〇)の作品や人となりをもっと市民に知ってもらおうと、小熊秀雄賞を主催する市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が企画する市民講座です。

 二十七回目の講師は、小樽美術館館長の新明英仁さんです。一九五五年(昭和三十年)、札幌生まれ、旭川育ち。東北大学文学部卒。一九八〇年、道立近代美術館学芸員。以後、道立旭川美術館、道立文学館などで学芸員を務め、二〇一六年、定年退職。現在、嘱託で小樽美術館館長を務めています。著書に、「アイヌ風俗画の研究」(中西出版・二〇一一年)、「旭川の美術家たち」(旭川振興公社・二〇一五年)などがあります。

 新明さんは、「前回の講座で、小熊秀雄の画家としての魅力は話をしましたので、今回は交流があった人やすれ違った人から、数人の画家や文学者を紹介し、その広がりのある交流や背後にある当時の時代状況を見て行きたいと思います」と話しています。

 参加費は五百円。テキストとして実行委発行の「小熊秀雄詩撰 星の光りのように」を使います。当日会場でも販売します。税込千円。

 問い合わせは、実行委事務局(八ノ六 あさひかわ新聞内 TEL27―1577)へ。