旭川信用金庫銀座支店(三ノ十四)がロビーを使って、周辺地域の企業を紹介する展示を月替わりで行っている。一月末までは、町内にある写真スタジオ、高田写真場(高田裕治社長)に関連した展示が行われている。

 旭川信金が、地域に密着した金融機関として地元企業・商店の情報を発信し、地域全体を活気付けて行こうとする取り組みの一環。昨年四月から複数の店舗で行われていて、それぞれの支店の顧客企業に参加を呼び掛けて実施している。

 高田写真場の高田昌絵さん(42)は「信金さんからお話を頂戴し、今回は小さな子ども用の衣装をはじめ、撮影用の小物、ごく最近撮影した写真作品などを展示させてもらいました」「背景を飾るパネルと似顔絵は、知人で旭川在住のイラストレーター、ビバドゥさんにお願いしました。また展示コーナーに漂っているアロマオイルの良い香りは、弊社社長と高校で同級生だったアロマセラピスト、藤島英子さんの協力によるものです」と話す。

 これまで銀座支店のロビーでは、燃料販売店によるタイヤやバッテリーの展示、また衣料品店によるユニフォームの展示などが行われてきた。同支店の担当者、小西裕久さん(33)は「すぐに売り上げにつながる展示ではないのに、皆さん快く協力して下さっています。私たちの顧客企業について、地域の皆さんに少しでも多く知ってもらうことにつながれば」と話している。

 問い合わせは同支店(TEL26―1461)へ。