旭川の演劇の現状や未来について話し合う「演劇ふぉーらむ」が二月四日(土)、五日(日)の両日、ともに午後二時から、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)で開かれます。三和商店街振興組合の主催する「三和ふれあいサロン」の企画です。

 市内で活動する劇団は、高齢化や劇団員不足などの悩みを抱えています。しかし、劇団の維持や活動に精一杯で交流が少なく、若者の入団がないため、活性化の展望が持てていません。一方、市内の高校演劇部などは、毎年合同公演を行なうなど活発に活動していますが、卒業後は札幌や東京に出て行ったり、市内に残っても演劇活動をやめてしまうといった現状があります。

 フォーラムでは、こうした状況を解決するために意見交換し、展望を模索します。

 四日は「旭川演劇のいま」と題してパネルディスカッションを行います。幅広い世代のパネリストの話を元に、旭川演劇界の現状について話し合います。出演は、中村康広さん(元高校演劇部顧問)、那須敦志さん(元NHK旭川支局長)、松下音次郎さん(旭川ステージワーク代表)、三上和世さん(劇団トムトムキロル代表)ほか、市内の大学生も。アンカーを川谷孝司さん(川谷大道具代表)が務めます。

 五日は「旭川演劇のさき」と題し、全国的に評価の高い士別市の「あさひサンライズホール」の漢(はた)幸雄館長の「演劇活性化のための話」を聞きます。アンカーは中村康広さんが務めます。

 入場無料、いずれも約二時間の予定です。問い合わせは、まちなかぶんか小屋(TEL23―2801)まで。