「3・11 フクシマ」を忘れない――あさひかわ東地区九条の会が二十五日(土)午後二時から、東部住民センター(東光五ノ二)で、三月の例会を開きます。

 二人がフクシマやチェルノブイリについて報告し、その話を受けて、参加者が話し合うシンポジウムです。

 まず、福島県いわき市出身の獣医師・武藤健一さんが「―原発過酷事故から六年―福島の今を思う」と題して報告します。自身が訪れた福島やウクライナ、ベラルーシの映像を映しながら、四月一日付で「避難指示解除」という名目で国や県に切り捨てられようとしている福島の現状を中心に話します。

 もう一人、原発事故後に、福島県郡山市から旭川に移住した、曳地奈穂子さんが「夫と子どもたちのふるさとから離れ、今思うこと」と題して報告します。夫が会社を退職して移住を決意するまでの様々な苦悩、刊行した詩集「あの日から」に込めたメッセージなどについて話す予定です。

 東日本大震災、フクシマ原発事故から六年、安倍政権は何事もなかったように東京オリンピックを喧伝し、原発再稼働に向けて突っ走っています。国とは、故郷とは、平和な暮らしとは何なのか、改めて考える集いです。参加費は二百円。午後四時には終わる予定です。

 問い合わせは事務局の前田さん(TEL・FAX35―8815)へ。