南尚貴さん(62)の写真展「北の森の住人たち」が中央図書館(常磐公園)二階のミニギャラリーで開催中だ。

 南さんは本業の市職員(現在は愛宕公民館館長)の傍ら、身近な動物や鳥を被写体に三十年以上、動物写真を撮り続けてきた。著書に「エゾリスの不思議」(北海道新聞社・二〇〇三年)、「エゾリスの冬」(おおきなポケット/福音館書店・二〇〇七年)がある。

 今展では、ここ五年ほどの間に神楽岡公園で撮ったエゾリスの写真を展示している。同公園を歩くとしばしば目にするエゾリスだが、まるでムササビのように身体を開いて枝から飛び移る一瞬など、写真に収めるのはとても難しそうな作品が目を引く。

 南さんは「できるだけ動きのあるエゾリスをと思いながら撮りました。周辺の雰囲気を伝えたいと、植物なども写し込むように努めています。エゾリスの様々な表情をぜひ見ていただきたい」と話している。

 二十七日まで。月曜休館。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。