道教育大旭川校のゼミ「書道研究室」四年生の作品を展示する「書の五星展」が中央図書館(常磐公園内)二階のミニギャラリーで行われている。

 書道研究室は矢野鴻洞(敏文)教授が指導するゼミ。一年生から四年生まで十六人が在籍している。筆字を書くだけでなく、歴史上の書家の人物考察や時代背景の調査など、学術面の研究も行っている。

 今展には四年生の五人が出展。漢字に自分なりのアレンジを加えた「漢字創作」、既存の詩や自作の文言を題材にした「近代詩文書」など、個性的な作品をそれぞれ大小一点ずつ出品している。

 ゼミ生は高校時代から書道部などで活動してきた学生がほとんどで、作品のレベルも高い。出品者の一人、小野寺彩夏さんは「自分の感性を、筆さばきや墨の濃淡、余白の取り方などで表現しようと、日々研さんを積んでいます。展示を通して、多くの方に書道を身近に感じてもらえたら」と話す。

 三十日(火)まで。月曜休館。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。