鷹栖町の豊かな自然の中で野外保育を行なっている、森のようちえん ぴっぱら(松下理香子代表・鷹栖町十六線八号)で三十日(日)、一日体験と説明会が行なわれます。

 「森のようちえん」は、一九五〇年代にデンマークで発祥した自然体験活動を基軸にした子育て・保育、乳児・幼少期教育の総称で、子どもの心と体のバランスや感受性、創造性、自主性などを高めることを目指しています。日本では二〇〇五年に全国フォーラムが開かれたのを機に全国ネットワーク組織が結成されるなど、年々広がりを見せています。

 ぴっぱらでは、昨今の生活環境の変化で機会が減りつつある、自然の中で遊ぶことから得られる「学び」を大切にしており、代表の松下さんは「ここでは決まったカリキュラムは無く、一日何をするかは子どもたち自身で決めます。そして、純粋にやりたいと思ったことを本気で実践し、そこに関わる大人も含めて一緒に育ち合える場所づくりをしています」と話しています。

 体験当日のスケジュールは、午前九時四十五分にパレットヒルズ(鷹栖町十七線八号)に集合し、林の中で思う存分遊びます。お昼ご飯をはさみ、午後一時から説明会、同二時に解散の予定です。

 また、松下さんは「今回都合がつかず参加できなくても、毎週平日の体験(参加無料)も随時受け付けているので、興味がある方はいつでも遊びに来て下さい」と呼びかけています。

 参加無料。お弁当持参。申し込み・問い合わせは松下さん(TEL090―6261―5141、メールzourairu@gmail.com)へ。