『里山資本主義』『デフレの正体』などの著書で知られる藻谷浩介さんの講演会が二十一日(月)午後六時半から、富良野文化会館(弥生町一)で行われます。富良野市の主催。「まちづくり講演会」としての開催です。

 演題は、「地域の鉄道の在り方を考える」。赤字が続くJR北海道は不採算路線の整理・廃止に向けて動き始めています。根室線と富良野線を地域に不可欠なインフラとして存続させるために、住民は、行政は、どう考えて、どんな行動を起こせばいいのか。道内はじめ国内の鉄道全路線に乗った「乗り鉄」の藻谷さんが、ずばり「乗って守ろう 根室線・富良野線」をテーマに話します。

 ここ数年、旭川に「公立ものづくり大学」の開設を目指す市民の会や、中小企業家同友会道北あさひかわ支部が主催する講演会などで度々来旭し、詳細なデータ分析と地方に対する熱い思いから、的確な指摘や提案をし続けている藻谷さんが、地方の鉄路を守るために、どんなアイデアを披瀝してくれるか、注目です。

 定員百五十人。先着順で定員になり次第締め切ります。参加無料ですが、申し込みが必要です。問い合わせは、富良野市企画振興課(TEL0167―39―2304)へ。