現代の世界の若者たちは政治にどう向き合おうとしているのか――。「青の叫び」と題するドキュメンタリー映画の上映会第二弾が二十一日から二十三日までの三日間、まちなかぶんか小屋(七ノ七)で行われます。

 第一弾は、現代中国の愛国青年が大学での活動を通して考え方を次第に変えていく姿を追った「青年★趙(チャオ)」でした。第二弾は、歴史の成り立ちも社会の仕組みも違う台湾、香港(中国)、日本の若者たちが、自分たちの声が届く社会の実現を求め、世論に訴えていく動きを追うドキュメンタリー三本です。

 台湾を舞台にした「太陽花(ひまわり)占拠」は、台・中間のサービス分野の市場開放の撤回を求めて学生らが台湾立法院に突入、以後二十四日間にわたり占拠した様子を九人の監督が多方面から撮影しています。ひまわり運動を考察できる内容です。(百二十分)

 香港の「革命まで」は、二〇一四年に民主的な選挙を求め、中国への不服従を呼びかけた運動のドキュメンタリー。多くの学生や市民を巻き込み、「雨傘革命」として広く世界に知られました。渦中の七人の活動家たちの揺れ動く思いを見つめます。(百七十四分)

 日本の「わたしの自由について」は学生団体・シールズの運動にカメラを向けています。二〇一五年、国会に集団的自衛権の行使容認を含めた安全保障関連法案が提出され、憲法九条が定める「戦争放棄」に反すると感じた学生らは国会議事堂前で抗議行動を始めました。数人の若者が手探りで始めた運動の半年間の記録です。(百六十五分)

 上映は、二十一日(土)=①太陽花占拠(午後三時~)、②革命まで(午後六時半~)。二十二日(日)=①わたしの自由について(午後二時~)、②太陽花占拠(午後六時半~)。二十三日(月)=①わたしの自由について(午前十時~)、②革命まで(午後三時~)。午後六時半から、映画についてのディスカッションを行う予定です。

 前売りチケットは、各千円(当日各千二百円)。二枚以上購入すると、絵葉書のプレゼントがあります。チケットは、まちなかぶんか小屋(七ノ七)、こども冨貴堂(七ノ八)、ジュンク堂書店旭川店(一ノ八フィール旭川内)で扱っています。

 問い合わせは、ぶんか小屋(TEL23―2801、メール bunkagoya@sky.plala.or.jp)へ。