森山病院を運営する医療法人元生会(森山領理事長)が北彩都地区に建設する「旭川ウェルネスセンター」(仮称)の中核施設となる新病院の地鎮祭が二日、宮前二ノ一で行われ、関係者七十人が出席した。

 森山理事長ら三人が鍬入れを行い、関係者が玉串を捧げて工事の安全を祈願した。
 新病院の建設地は、北彩都地区の鏡池(かがみいけ)に隣接する一万七千五百平方㍍の土地。建物は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の地下一階(機械室)地上八階で、延べ面積は約一万六千六百平方㍍。

 久米設計・柴滝建築設計共同体が実施設計を担当。大成建設(本社・東京)を核に地元の新谷建設、荒井建設、タカハタ建設、橋本川島建設が共同企業体(JV)を組む。工期は、本体が二〇二〇年三月末、外構が同年六月末を予定している。総工費は約六十億円。新病院のほか、スポーツセンターや健康レストランを併設する計画だ。

 森山理事長は「着工が計画より約二年遅れてしまい、みなさんにご心配をかけたことを心からお詫びします。この施設は医療だけでなく、福祉・健康・スポーツを柱とし、予防医学を中心に取り組む、これまでに例のないものになります。全国に先駆けて新たな分野に取り組むこの施設から、健康のまち・旭川を発信していきたい」と挨拶した。