舘小路さんが描いた「ハイカラ号と基坂」F8
市内在住、舘小路裕範さんが描いた水彩画の個展が、北彩都病院(宮下九)のロビーで行われている。
舘小路さんは一九五三年(昭和二十八年)東神楽町出身。元第一生命の社員で、函館や旭川などで勤務した。定年退職後から水彩画に取り組み始め、かつての勤務地や旅先の風景などを描いている。
細い筆で細密に描く画風で、上野の森美術館が主催する「日本の自然を描く展」で二〇一六、一七年と連続で入選。昨年行われた第七十三回旭川新ロマン派展ではクサカベ賞を受賞した。
写真の「ハイカラ号と基坂」は、函館の路面電車ハイカラ号を、観光名所の坂道を背景に描いた作品。函館らしい風景を、明るい色彩で細密に描いている。
この絵を含めて八点の作品を展示している。二十三日(土)まで。