道議会議員選挙(二十九日告示・四月七日投開票)旭川選挙区の立候補予定者による公開討論会が二十三日、旭川クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれた。旭川青年会議所(旭川JC・菅井謙敬理事長)の主催。

 出席したのは、現職の東国幹(51・自民党)、真下紀子(62・共産党)、安住太伸(48・無所属)と、新人の笠木薫(62・立憲民主党)、寺島信寿(54・公明党)、松本将門(49・立憲民主党)の六氏。穴田貴洋氏(43・自民党)は体調不良のため欠席した。

 討論会は、「少子化」「高齢化」「人口減少」エネルギー問題」「経済・景気」「一次産業」の中から、受付で来場者にアンケートを行い、多かったテーマに六人が意見や考えを述べる形で進められた。

 来場者が最も興味のあるテーマとして選んだのは「経済・景気」。

 「個人消費をどうやって高めていくかが基本。雇用や生活の不安を解消していかなければならない」(笠木氏)、「景気対策の一番は十月からの消費税増税を中止すること。物価が上がるなか、実質賃金は下がり、家計の消費は冷え込むことは目に見えている」(真下氏)、「北海道らしい資源やポテンシャルを活かした新たな産業の創出が必要だ。道内の働き方改革を進め、条件に応じて働けるような北海道を目指したい」(松本氏)、「消費をどれだけ増やすことが出来るかが大きな意味を持つ。しかし北海道はそれを引き出すための所得が低い。外貨を獲得することが必要だ」(安住氏)、「官主導でまちが出来上がっている歴史がある。それを民主導に切り替えていかなければならない。民間企業が躍動感のある活動を出来る環境づくりが必要」(東氏)、「仕事の経験で、北海道ブランドは世界的に人気があると実感している。飲食店が市場・販路拡大を考えると輸送コストなどたくさんの問題がある。そのような問題を政治がサポートしなければならない」(寺島氏)などの考えが示された。