「鷹栖町インスタフォトコンテスト2018」のグランプリと準グランプリの作品が決まり、一日、同町役場で表彰式が行われた。グランプリには、旭川の遠藤奈々さん(37)の「鷹栖夜桜リフレクション」、準グランプリには鷹栖町の村林優香さん(41)の「カンタラ」が選ばれた。

 コンテストは初めての開催。鷹栖町内の魅力的な写真をテーマに、無料写真共有アプリ「インスタグラム」などで作品を募った。昨年六月から今年二月までの募集期間に、町内外から二百二十四点の応募があった。

 事務局による一次選考で二十作品を選び、二月十六、十七日に開かれた町民文化祭で展示。来場者の投票でグランプリと準グランプリ、特別賞(五作品)を決定した。

 グランプリの遠藤さんの作品は、五月に撮影したパレットヒルズの夜景。ライトアップされた木々が池にも映り込み、幻想的な光景だ。遠藤さんは「氷点下四度と肌寒い日で、六カットほど撮影しました。グランプリに選ばれるとは思っていませんでした」と信じられない様子で話した。

 準グランプリの村林さんは、薄っすらと雪化粧した外灯に照らされた、放課後児童クラブ「カンタラモッチ」にある遊具を昨年十二月にスマートフォンで撮影した。村林さんは「息子を迎えにいった時に写しました。まさか選ばれるとは」と笑顔だった。

 グランプリ、準グランプリを含む二十作品は、十四日まで、鷹栖地区住民センター(北一ノ三)で展示している。