「みんなちがって、いっしょに学ぶ~夜間中学の魅力~」と題する講演会が六月十六日(日)午後二時から、市民文化会館(七ノ九)大会議室で行われます。旭川に公立夜間中学をつくる会(中島啓幸代表)の主催です。

 見城慶和さんが「夜間中学は僕らのどんこう列車」、前川喜平さんが「面従腹背から人間尊厳の闘いへ」と題して講演します。

 見城さんは、東京学芸大学を卒業後、都内の公立中学校夜間部に国語教師として四十二年間勤務。見城さんたちをモデルに、山田洋次監督が映画『学校』を制作しました。一九九九年、長年の実績が評価され吉川英治文化賞を受賞。定年退職後も夜間中学生を中心にした学びの場「えんぴつの会」を運営しています。

 前川さんは東京大学を卒業後、文部科学審議官、文部科学事務次官などを歴任。安倍晋三首相が加計学園の獣医学部開設を不正に後押ししたとの疑惑に言い逃れで責任を回避したため、事実を持って反論し追及する行動に出た元官僚として知られています。

 二人の講演は午後二時から三時まで。その後、見城さんと前川さんが「地球の命はみんな平等」と題して、午後四時まで対談します。

 参加料は千円。定員は先着百五十人。申し込みの必要はありません。参加を希望する人は直接会場へ。

 また前日の十五日(土)午後二時から、まちなかぶんか小屋(七ノ七・買物公園)で、見城さんを囲んで、夜間中学の記録映画『こんばんはⅠ・Ⅱ』を鑑賞します。参加費は千円。定員は先着五十人。参加を希望する人は直接会場へ。