自主夜間中学・旭川遠友塾の入学式と始業式が十一日、学び舎の旭川医療情報専門学校(九ノ十一)で行われた。

 今年度入学する五十歳代の女性は、ケガのため欠席。在校生と講師らスタッフ三十五人が出席した。

 成田正・共同代表は「コロナウイルスの影響で卒業式を中止したため、五人の卒業生には寂しい思いをさせてしまいました。残念で申し訳ない思いでいっぱいですが、やむを得ないこととご理解いただきたい。遠友塾は十三年目を迎えました。今日、新入生は欠席しましたが、皆さんと共に心から入学を歓迎したい。進級した六人と卒業後も学び続けている十二人の方々と一緒に楽しく学んでいきましょう」と挨拶した。

 この後、在校生一人ひとりの名前が呼ばれ、挙手で応えると拍手で祝福された。

 毎年、始業式後に行われる個人面談も、新型コロナウイルスの感染を防ぐ意味から中止となり、式は短時間で終わった。

 同塾は入学希望者を七月下旬まで受け付けている。また賛助会員も募っている。一口千円で、口数は問わない。

 入学を希望する人は、同塾の豊島さん(TEL・FAX 84―5015)へ。賛助会費の振込先は、口座番号02740―5―45067、自主夜間中学旭川遠友塾。