西山坂田電機(西山陽一会長)が五月二十二日、旭工高(諸橋宏明校長)にマスク五千枚を寄贈した。

 同社の西山会長は同校を一九六七年に卒業したOBで、社員のうち十三人が同校の卒業生。西山会長は同窓会会長を務めている。

 寄贈式には西山会長と諸橋校長、佐藤侑星生徒会長(三年)が出席。同校の全日制に通う七百四人、定時制に通う七十九人、職員百四人に各五枚ずつ配付できるようにと五千枚のマスクが贈られた。

 西山会長は「現在少し収束の兆しが見え始めてはいますが、まだ油断は出来ません。ずっと何か出来ることは無いかと考えていましたが、ようやく少しではありますが協力することが出来ました。子どもたちが元気に活動できる日が来ることを願っています」と話すと、諸橋校長は「今週からやっと分散登校を始めることができました。工業高校は実際に触れて学ぶことが大きいのでマスクは必需品です。本当に有り難いです」と応えた。

 佐藤生徒会長は「心温まる寄付をして頂いて心より感謝しています。有り難く有効活用させて頂きます」と感謝の手紙を読み上げた。