老舗菓子店の「にちりん」(八条買物公園)の店頭に、「新ヨモギ」の商品が並び始めた。

 六月中旬までの間に、同店で一年間に使うヨモギ約五百㌔を、近郊の山などで採取する。社長の井上美由紀さん(60)は、「今年は雪解けが遅く、その分ヨモギの生育にも影響が出ました。先週からようやく『新ヨモギ』商品の販売が始まり、早速、待っていてくれたたくさんのお客様が買いに来てくれています」と話す。

 採取したヨモギは、釜ゆでした後、一定の大きさにまとめて冷凍保存するが、今の時期にだけ新鮮な「生」のヨモギが味わえる。

 新ヨモギを使った商品は、よもぎ大福(つぶあん・こしあん/各百四十円)と切り餅(三百三十円)で、六月中旬まで販売する。

 また、店頭での取り置きや市内の配送(三百円/回)にも対応する。そのほか、ダイイチ花咲店(市内春光一ノ八)でも一部の商品を販売している。

 商品の予約や問い合わせはにちりん(TEL22―2094)へ。(東寛樹)