旭川クリーニング組合(草野豊組合長)が今月下旬から、市内の医療機関関係者と妊産婦約一万三千人を対象に、一人当たり三千円分のクリーニングチケットの配付をスタートする。

 昨年から続く新型コロナウイルスの影響でクリーニングの需要が減少している状況を受け、同組合が市に要望書を提出したことをきっかけに企画された。

 コロナの影響を受けている世帯の家事負担の軽減や、クリーニングを活用した衛生維持を呼びかけながら、市内のクリーニング需要を後押しするのが目的。新型コロナウイルス感染症対策基金を活用する。

 対象者一人につき千円分のチケットを三枚配付する。市内のクリーニング店六十一店舗(詳細はwww.asahikawa929.com)で利用できる。利用期間は今月三十一日(月)から十月三十一日(日)まで。

 草野組合長は「クリーニング需要を喚起する目的もありますが、コロナ禍で最前線で闘う医療関係者、大きな不安の中で家事を行っている妊産婦の方々への応援という意味合いが強いものです。クリーニングを通じて、多くの人が少しでも明るい気持ちになれるよう、私たちも努力してまいります」と話している。

 問い合わせは同組合(TEL26―3168)へ。(工藤森)