「無言館」(長野県上田市)を支援する展示会「窪島誠一郎コレクション~巨匠が描いた美たち」が十六日(水)から、ギャラリーシーズ(市内旭町二ノ三、久木佐知子代表)で始まります。

 先の戦争で命を落とした画学生の作品を収集展示する無言館の館主で、作家としても知られる窪島氏のプライベート・コレクションを道内で初めて展示します。シーズの開廊三十周年を記念する企画展の一環。

 大正・昭和期の巨匠伊東深水の肉筆画『鴨の図』、日本洋画の黎明期に活躍しながら二十二歳で夭折した村山槐多の作品など二十五点を展示販売します。

 久木代表は「コロナ禍で、私設美術館の無言館は、大変な苦境に立たされています。当ギャラリーと古くから親交がある窪島氏からの提案で実現した企画展です。是非ご来場を」と呼び掛けています。

 二十八日(月)まで。午前十一時から午後六時半。火曜休廊。問い合わせは、同画廊(TEL53―8886)へ。