生命保険会社の業界団体、生命保険協会(会長=根岸秋男・明治安田生命保険社長)は、保育所や放課後児童クラブに資金を助成する「子育てと仕事の両立支援に対する助成活動」を行っています。現在、助成を希望する保育所、放課後児童クラブからの応募を受け付けています。

 待機児童問題の解消が目的。助成対象は①休日・夜間保育事業、病児・病後児保育事業、延長保育事業、一時預かり保育事業などに必要な設備の整備、備品の購入などに関わる費用(一施設当たりの上限額は三十五万円)、②放課後児童クラブの受け皿拡大や質の向上に必要な設備の整備、備品の購入などに関わる費用(同二十万円)です。

 また、昨年度は助成対象に新型コロナ対策を追加したこともあり、前年の七百十九施設を大きく上まわる、千二百九十七施設から応募がありました。今年度も引き続き、施設の環境整備や安心・安全を確保するためとして、昨年度と同額の二千五百万円を助成します。

 助成金は、机や椅子、遊具、楽器、絵本などの購入のほか、新型コロナ対策の設備・備品などの購入や、施設経営の事業資金にも充てられます。

 助成を希望する団体は、生命保険協会のホームページ(https://www.seiho.or.jp/activity/social/support/guideline/)内の応募フォームに必要事項を記入し、必要書類を添付して応募して下さい。六月三十日(水)まで。審査の結果は十一月上旬に発表される予定です。

 問い合わせは同事務局(TEL03―3286―2643)へ。