谷口農場(東旭川町共栄二五五)の「有機栽培トマトのもぎとり園」が二十五日、例年から十日ほど遅れてオープンした。

 化学的なものに頼らず、米ぬかや牛糞、カキ貝がらなどをブレンドした、こだわりの土で育てられるオーガニックトマトは、とても濃厚な味。毎年、多くのファンが、その味を求めて農場を訪れている。

 オープン初日の朝から、子ども連れなど多くの客が、トマトのもぎとりを楽しんだ。同社営業部の髙橋しらべさんは「今年は、五月の日照時間が少なかったため、少し遅れてのオープンとなりました」と話す。

 市内に住む後藤僥子さん(77)は「トマトのもぎ取りが始まると、週に一回は来ています。ここのトマトは、本当に甘くておいしいです。離れて住む息子に送っていますが、いつも喜んでくれますよ」と、オープンを喜んだ。

 髙橋さんは「完熟しても緑色のミニトマト『サングリーン』など、今シーズン初登場の品種もあります。コロナ対策万全な環境なので、安心してもぎ取りを楽しみに来て下さい」と呼びかける。

 開園期間は九月末までで、期間中無休。収穫できるトマトの品種は、りんか、桃太郎、千果など十種類以上で、料金は大玉トマトが一㌔・四百六十四円、ミニ・中玉が百㌘・百十八円。入場無料。開園時間は午前九時~午後五時(四時最終入場)。(東寛樹)