銭湯フタバ湯(加地経郎さん経営、春光七ノ五)の駐車場で十七、十八日、キッチンカーなどが繰り出して賑やかなイベントが行われた。

 クラフトビールやたこ焼き、そば粉を使ったガレットなどを販売するキッチンカーのほか、衣服類やホルモン焼きの出店、テントサウナも参加した。

 すべて、加地さんの人脈を使って集まってもらった。フタバ湯の初湯の日にも出店したクラフトビールを販売する「とびあ」の三本雅行さん(40)は、「加地さんから声を掛けていただき、喜んで参加しました。コロナ禍で大きな影響が出ていますが、こうして色んな所に出向いて、皆さんに少しでも知っていただけたら」と話した。

 芦別市から来たという三十歳代の男性二人は、テントサウナと水風呂で汗を流し、ベンチに気持ち良さそうに寝そべっていた。「SNSでサウナもやっていることを知り、車を飛ばして来ました。サウナの後、肌が外気に触れる感触は実に気持ちがいい」と声をそろえた。

 イベント告知のため、加地さんは町内会には一戸一戸配付し、近隣の他地区は新聞折込で四千五百枚のチラシを撒いた。「日頃、お世話になっている地域の人たちに、コロナに気を付けながら、少しでも楽しんでもらいたいと思い企画しました」と話す。

 二日間で、市内ばかりでなく近郊の市町から、二百人以上の人たちが訪れた。(佐久間和久)