「アーティスト・イン・レジデンスあさひかわ」(AIRA)の招へいアーティスト、写真家・秦雅則さん(36)のイベントが、八日(日)、九日(月)の二日間、開催される。

 秦さんは、一九八四年、福岡県出身。Canon写真コンテスト『写真新世紀2008』でグランプリを獲得したほか、二〇〇九年に東京・新宿区のギャラリー「明るい部屋」(現在は閉館)、一二年に出版レーベル「A組織」を設立するなど、東京と別府を拠点に活動している。

 イベントは「みるとるかざる買物公園」と題して、撮影と展示会の二部で構成される。二日に行われた撮影では、参加した高校生ら二十一人が秦さんとともに、旭川市の象徴でもある買物公園を散策。インスタントカメラの「写ルンです」で、それぞれの視点から見た買物公園の「いま」を記録した。

 秦さんは「コロナの影響で自粛させられる日々が続く中で、人との関りから生まれる好奇心というものがとても重要になってきます。好奇心を失ってしまうと、人生そのものに飽きてしまうでしょう。今回のようなささいなイベントから、何かに繋がるささいなきっかけが生まれるといいですね」と話す。

 参加者が撮影した写真はプリントして、八、九日の二日間、旧トミパセ(六条買物公園)で展示される。

 開場時間は、午後一時~同六時。入場無料。

 問い合わせはAIRA事務局(TEL080―7992―3084、メール airavktr@gmail.com)へ。