戦争体験証言集『平和への伝言』第十三集が八月一日、刊行された。あさひかわ西地域九条の会の編集委員会が聞き書きをまとめた。

ほぼ1年かけ「聞き書き」まとめる

 証言集の発行は二〇〇六年から始まった。編集長の坂井勝さん(77)によると、その前年に『戦争体験を語る・聞く集い』を開催したところ、多くの人たちが戦争体験の発言を希望したため、時間内に終えることができなかった。そこで、聞き書きをして証言集を発行することにしたという。

 現在、編集員は十三人。証言をする人の情報集めから始め、二~三人が一組になって証言を聞き、テープ起こしをして、原稿を作成した後、その原稿を本人に手直しをしてもらう。高齢で読むのが辛い人には、原稿を朗読して修正してもらう。

 ひと通りの作業を終えるまでに少なくとも三、四回は証言者の元に通い、約一年かけて証言をまとめる。

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