「『人はそれぞれ、椅子もそれぞれ、かけ心地もまたそれぞれ』展」が、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー(宮下通八ノ三、JR旭川駅東口)で開かれている。

 同展では、東海大学名誉教授で椅子研究家の織田憲嗣氏のコレクションから、デスクワーク用にデザインされたデスクや椅子などの名品が展示されているほか、旭川家具メーカー三十社の椅子四十四脚が並ぶ。旭川家具の椅子には実際に座ることもできる。

 同館の朝倉惇也さんは「コロナ禍によるテレワークなどで自宅で過ごす時間が増え、使っている家具などを見直す機会にもなっています。今回の展示では、実際に座って座り心地なども比べられるので、椅子を新調する際の参考にもしていただけたら」と呼びかける。

 九月五日(日)まで。入場無料。開館時間は午前十時半~午後六時半(六時十五分最終入館)、会期中無休。 問い合わせは同ギャラリー(TEL46―6277)へ。(東寛樹)