「北海道伝統美術工芸村」が二〇一六年に破綻して以降、破産管財人により任意売却先が模索されていた「優佳良織工芸館」など三施設が、旭川が発祥のツルハホールディングス(本社・札幌市)を中心とする三社に売却されることが分かった。十八日に開かれた債権者集会で報告された。固定資産税の滞納など約五億四千万円の債権を持つ市は、昨年七月ごろから三施設の売却に向けツルハHDと交渉を始めていた。西川将人市長は会見で、「ハードルは高かったが、粘り強くこちらの思いを伝え続けた。お返事をいただいたのは、お盆前後」とギリギリの調整が続いていた経緯を明らかにした。市は、今月末までにツルハHDなど三社と地域包括連携協定を結び、三施設の運営などに協力していくという。

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