建物をテーマにした作品を集めた「建物アート展」がフィール旭川(一条買物公園)五階ギャラリージュンクで開かれている。旭川の歴史的建物の保存を考える会(軽部望会長)の主催。

 建物の美しさを絵画や版画、立体模型、ペーパークラフトなど、様々な手法で表現する同会独自の企画展だ。三十四人の作品、約五十点が展示されている。

 展示作品の中には、昨年初めて展示され好評だった、建具職人・横山達雄さん(故人)が制作した模型も並ぶ。今回は、横山さんが当時、建具職人として建築に関わったという、JR永山駅前にあった来正旅館の模型だ。

 軽部会長は「新たな出展者も増え、常連の人も昨年とは違う表現をしているなど、見どころの多い展示になっています。見る方それぞれの感性で楽しんでもらえたら。会場では、十分にコロナ対策をしているので、安心して来場して下さい」と呼びかけている。

 入場無料。開場時間は午前十時~午後七時半(最終日は四時まで)。九月五日(日)まで。

 問い合わせは、同会の川原さん(TEL090―1385―8504)へ。(東寛樹)