「大雪山を快適で楽しく利用するためのフォーラム」が十月二日(土)、三日(日)の両日、旭岳ビジターセンター(東川町勇駒別)で開かれます。東川町や同町大雪山国立公園保護協会など四団体の主催です。

 大雪山圏域が持つ自然・文化・歴史的“価値”について学び、持続可能な資源の保全と活用の仕組みの確立を目指すフォーラムです。今年度は特に、し尿処理問題とりわけ携帯トイレにかかわる実情やカラス・ヒグマなどの野生動物との付き合い方について学びます。

 二日は午後一時から三時半まで。①山のトイレを考える会事務局長の仲俣善雄さんが「大雪山のトイレ事情について」と題して講演、②携帯トイレの使い方体験、③東川町が制作したビデオ「ヌプリコロカムイノミ(山のまつり)」(二〇二〇年度)の上映。

 三日は午前十時から午後零時半まで。①日本山岳ガイド協会公認ガイドの鳥羽晃一さんが「登山者と野生動植物との付き合い方~地元ガイドの視点から~」と題して講演、②携帯トイレの使い方体験、③「ヌプリコロカムイノミ」の上映。

 参加を希望する人は電話での申し込みが必要です。定員は各二十人。参加者には携帯トイレ一袋無償配付。

 申し込みと問い合わせは、同センター(TEL97―2153)へ。