旭川信用金庫(原田直道理事長)が来年のカレンダーに採用する絵画を選ぶコンクール「旭川しんきんカレンダー絵画募集展」の表彰式が二十四日、同庫本店で開かれた。

 コンクールは、同金庫の地域貢献活動の一環として、地元の作家たちの後援を目的に二〇一一年(平成二十三年)から行われており、今年で十二回目。

 三十七人から五十一点の作品の応募があり、舘小路裕範さん(67)の「春光園」が大賞を受賞した。大賞作品は、毎年発行する「旭川近郊の風景」が描かれたカレンダーに採用される。

 表彰式には舘小路さんの他、準大賞の妻沼大也さん(46)、新人賞の広田谿子さん(76)が出席。奨励賞の福居久義さん(76)は欠席した。出席者には、それぞれ原田理事長から賞状が手渡された。

 表彰式で舘小路さんは「定年になってから、一日二時間を使って旭川の再発見、自分の転勤先の思い出をテーマに描きはじめたのがスタートでした。今回、先輩方もエントリーされている中でこの賞を頂戴したことは名誉であり、感激の至りです。今後ともこの賞を励みに、癒し溢れる作品作りに邁進していきたいです」と話した。

 カレンダーは約三万部印刷され、十二月以降、旭川信用金庫の各支店などで配られる。(工藤森)