旭川理容美容専門学校(四ノ二)の学生たちによる「理容・美容フェスティバル」が十七日、旭川市民文化会館で行われ、学生九十人がステージで日々の成果を披露した。

 フェスは二〇〇八年に第一回が開催され、今年で十三回目。理容美容技術を学ぶ学生たちの発表の場、道北地域の最大のファッションショーとして開催されてきた。同校に通う学生の家族や友人ら六百人が来場。感染症予防対策を行って行われた。

 第一部の「ティーンズファッションコレクション」には、市内の高校生十一組が参加。それぞれテーマを設けたファッションを披露した。投票は観客と特別審査員によって行われ、グランプリに千葉彩羽さん(旭工三年)と宮川紗綺さん(旭西三年)のペアが選ばれた。

 グランプリを獲得した二人は「自分たちなりに試行錯誤して、伝えたいこと表したいことを皆さんに伝えることができて嬉しく思っています」(千葉さん)、「この様な形でこの場に立ち、この景色を見ることができて幸せです」(宮川さん)と喜んだ。

 第二部は、一年生が五チームに分かれて、第三部では二年生が四チームに分かれて行うヘアーメイクショー。学生たちがそれぞれに工夫し、精一杯の力を出して作り上げたステージを披露した。学生生活の集大成としてステージを彩った二年生のショーでは、最後のステージに登場したグループ「古」(いにしえ)が最優秀を獲得した。

 フィナーレは生徒代表の松本智也さん(二年)が「今日まで何度も意見が衝突し、逃げ出したくなる日もありました。そんな日々を皆で乗り越えこのステージに立っています。そして本日、会場からの温かい眼差しが私たちのパワーとなり最高のステージにすることができました。私たちはこれからも唯一無二の理容師美容師を目指し歩み続けていきます」と締めくくった。(工藤森)