元看板絵師の藤林利朗さん(77・旭川在住)の作品展が二十五日(木)、まちなかぶんか小屋(市内七条買物公園)で開かれます。市内で創作活動を行うペイントバーとKOZO ART STUDIOの共催。

 中富良野町出身の藤林さんは、十五歳で旭川市内の看板製作会社に就職。市内のデパートや商店などの看板のほか、市内の映画館から依頼を受けて、上映作品を知らせる大型看板などを描きました。

 今展では、藤林さんが二〇一九年から今月までに描いた作品三十点ほどが展示されるほか、藤林さんによるライブペインティングやトークイベントも行われるます。

 ペイントバーの代表・ナカジマヨシカさんは「藤林さんの作品や技術をもっと見たいと思い企画しました。デジタル技術の発展で、パソコンで手軽に多様な表現ができるようになり、このような技術を知る機会も少なくなりました。藤林さんの作品に触れることで、その職人技に驚き、興味を持ってもらえるとうれしいですね」と話しています。

 時間は正午~午後九時(トークイベントは午後二時から)。入場無料。問い合わせはまちなかぶんか小屋(TEL23―2801)へ。