心身に障がいのある子どもたちが通っている愛育センター(春光二ノ七)で十月二十八日、旭川市と札幌市で活動するピアノ教師四人による「銀のすずコンサート」が行われた。同センターに通うこどもたちと保護者が楽しいひと時を過した。

 新型コロナの懸念から、密集を避けるため、入れ替え制で二回に分けて実施された。

 コンサートは「銀のすず」が結成された翌年の一九九四年から、九九年を除き毎年行われてきたが、昨年はコロナ禍のため中止を余儀なくされた。
 ディズニー映画のミュージックメドレーや、ピアノと歌の絵本朗読など一回約三十分。子どもたちは熱心に聞き入った。

 保護者からは「子どもは音楽や絵本が大好きなので、とても楽しんでいました。本当に良かった」という感想が聞かれた。

 銀のすずの代表・新町由美さんは「子どもたちに喜んでもらえて良かった。私たちも子どもたちから元気をもらっています。来年も来ます」と笑顔で話した。(佐久間和久)