旭川信用金庫(原田直彦理事長)が、地元の創業間もない事業者を応援する「第五回旭川しんきん創業アワード」の最終プレゼンテーション審査が十二月十一日、旭川産業創造プラザ(緑が丘東一ノ三)で行われ、最優秀賞を含む三賞の受賞者が決まった。

 地域で事業にチャレンジし、他の模範となる創業間もない事業者が対象。第一次書面審査には九事業者から応募があり、この日、書類選考を通過した六事業者による最終プレゼンが行われた。

 各事業者のプレゼンテーションと質疑応答から、浜田良樹(旭川工専教授)選考委員長ら六人の審査員が選考し、最優秀賞・優秀賞・応援賞の三賞を決定した。

 最優秀賞は、「北海道最大級のグランピング施設誕生 北海道でキャンプ&観光はいかが?」と題してプレゼンを行ったJAG(ジャグ)の代表取締役安西英紀さん(53)。グランピング運営を行い、二〇二一年六月には「フラワーランドかみふらの」(上富良野町)にモンゴルから輸入したゲル(移動式住居)を十棟設置するなど精力的に活動している。安西さんは「大変価値ある賞で、本当に光栄です。来年は学校とタイアップして教育にも携われたらと考えています」と話した。

 優秀賞にはゲストハウス「旭川公園」を運営する松本浩司さん(37)、応援賞には株式会社酒守蔵の白幡由紀子さん(46)が選ばれた。(工藤森)