大阪教育文化センターの事務局次長・田中康寛さんによる講演会「GIGAスクール構想の光と影」が一月十六日、ときわ市民ホールで開かれた。

 同センターは昨年九月、国が進める「GIGAスクール構想」の本質や問題点などをまとめたブックレット『GIGAスクール構想の光と影、教育の展望―「個人の尊厳」を守り、教育保障を前進させるICTの活用へ―』を刊行。田中さんは国が発表している具体的なな資料を示しながら、「GIGAスクール」は本当に子どものためになっているのか、などについて話した。

 田中さんは冒頭、「教育関係の論文を見ると、GIGAスクール構想について『いいよ』というメリットは書かれていても、その問題点などについては書かれていません。そこで、教育の分野だけでなく、財界が出している様々な提言や経済産業省の政策、文部科学省、総務省などの資料などを読み込んでつなげていくと、GIGAスクール構想が単なる教育だけのものではなく、国全体の戦略として動いているという全体像がはっきり分かってきました」と説明した。

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