インテリアやコーディネートの相談、家具・雑貨を販売するデザイントーク(旭神二ノ四・大谷薫代表)が新たにオープンする、リサイクルショップ「捨てない暮らしlab Antaa(アンタ)」(美瑛町五稜・旧五稜小)のオープンに向けて準備中だ。

 行き先が見つからず捨てられる家具や古材、古道具、資材などを同社のノウハウで修理・加工し再生することで新たな価値を生み出して販売するというコンセプト。店名はフィンランド語で「渡す」や「循環する」という意味を持つ「Antaa」と名付けた。

 店舗は二〇〇五年に廃校になった旧五稜小の建物。各フロアの教室をショップに、体育館を工房にする予定だ。美瑛産の小麦を使ったパンやドリンクの提供も行う。また、古材を使ったリフォーム体験やワークショップを開催し、大人から子どもまでが楽しめる場所になる。

 インテリアコーディネーターと二級建築士の資格を持つ大谷代表は「今までは自分たちも『捨てる暮らし』をしてきましたが、『もったいない』という思いから地域資源の大切さに気付き、捨てない暮らしを楽しもうという考えになりました。古くなった家具や不要になった資材を私たちの経験や知識を活かして生まれ変わらせることで、新しい価値が生まれ、その家具たちによって皆さんの暮らしが豊かになれば嬉しいです」と笑顔で話している。

 問い合わせはデザイントーク(TEL66―0540)まで。(工藤森)