上川生産農業協同組合連合会(以下、上川生産連)が十九日(土)と二十日(日)の両日、市内の科学館サイパル(宮前一ノ三)とアッシュアトリウム(一ノ七)の二カ所で、「よつ葉牛乳」の二百㍉㍑紙パック牛乳を無料配布する。消費拡大のキャンペーンの一環。

 コロナ禍の影響と小中学校が春休みに入って給食がないため、全国で約一万二千㌧の牛乳が廃棄される懸念が出ているという。昨年末には約五千㌧の牛乳廃棄が危ぶまれたが、消費拡大キャンペーンなどで廃棄は回避できた。今回は年末の二倍以上にのぼる量が廃棄の危機にさらされているという。

 上川生産連の担当者は「北海道の牛乳生産量は全国生産量の半分以上を占め、影響が最も大きい。バターやチーズの加工品も十分な在庫があることから、一人でも多くの市民に牛乳を飲んでいただき、消費拡大に努めたい」とキャンペーンの目的を話す。

 科学館サイパルでは、午後零時から四時まで、両日とも各五百パックを配布。販促グッズもプレゼントする。アッシュアトリウムでは、午前十一時から午後二時まで。両日とも、各二百パックを配布する。

 また上川生産連が入るJA上川ビル(宮下通四)でも、十四日(月)から二十五日(金)までの平日の九日間、消費拡大のキャンペーンが行われる。

 一階のみはら食堂で食事をすると、特選よつ葉牛乳(二百㍉㍑)と雪印さけるチーズ、同食堂特製の牛乳プリンがプレゼントされる。各日とも牛乳三十個、チーズ二十四本、プリン三十個。

 二階ホールでは、十八日(金)の業者によるパンの販売時に、牛乳五十個とさけるチーズ四十八本がプレゼントされる。(佐久間和久)